白井です。
今日はクラシック音楽にちょっと興味があるという友人と話をしていて、その内容が面白かったので、ちょっとそのことを書きます。
まずは作曲家の生まれ年についてです。
モーツァルトとベートーヴェンがどれくら年が離れているかというお話で、モーツァルトの方が年上で、20歳くらい離れていると話したところ、「そんなもんなの?」と、まずはそこにビックリしていました。
“クラシック”音楽という名前から想像すると、1000年くらい前の音楽だと思っていたらしく、モーツァルトとベートーヴェンなんて何百年も歳が離れているというように想像していたみたいです。
音楽の授業によく出てくる作曲家の生まれ年を整理すると、こんな感じです。(バロックから古典までです)
ヴィヴァルディ:1678年生まれ
バッハ:1685年生まれ
ヘンデル:1685年生まれ
モーツァルト:1756年生まれ
ベートーヴェン:1770年生まれ
ヴィヴァルディからベートーヴェンまででも100年くらいなものですね。
日本では江戸時代。
ちなみに、モーツァルトを毒殺したかもしれないと言われているサリエリという作曲家は1750年生まれで、サリエリの弟子にはベートーヴェンが居ます。
そして、ベートーヴェンの弟子にはチェルニーという作曲家が居て、チェルニーの弟子には有名なリストが居ます。
こういった繋がりが、今日話をしていた友人には新鮮だったみたいで、めずらしく話に食いついていました。
その友人は日曜日のNHKのクラシック番組はよく見るらしく、でも解説がとにかくつまらないと…。
クラシック音楽をある程度知っている人には良いかもしれないが、知らない人間からするととてもつまらないものだと言っていました。
でも、今日私が話していたような内容はとても面白いとのことなので、ここにコロナ時代のクラシック音楽の生きる道があるんじゃないかなと、朧げながら思いました。
クラシック音楽を知らない人の考えは本当に参考になります。
そして、その分からないところをきちんと説明してあげられれば、もっとクラシック音楽に興味を持ってもらえるのではないかと思いました。
モーツァルトの交響曲第41番 ハ長調 “ジュピター”って曲は、じゃあ、交響曲第41番 ニ長調 “ジュピター”とか色々種類があるの?という質問はかなりの衝撃でした。
本当に「なるほど!」と思いました。
この感覚は当たり前のようにクラシック音楽に接している人間には無いものですので、こちらとしてもとにかく新鮮です。
こういった情報をたくさん収集し、それに対して何ができるかを考える必要があるなと思いました。
日本でのクラシック人口は、日本の全人口の1%と言われています。
間違いなく、裾野を広げる必要があります。
普段はアホな友人ですが、今日はとても得るものがありました。
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