音楽制作・映像制作

作曲のお仕事をお待ちしております

白井です。
めちゃくちゃ久々のブログの更新です。

この度、作曲家の西田直嗣さんに新たに加わっていただきました。
そして、ホームページには音楽制作のページを新設いたしました。

西田さんは私より3歳年上ですが、私の師匠でもあります。
私が指揮の勉強をしていた頃、当時東京藝術大学大学院に在籍していた西田さんに、作曲の基礎である「和声」を習っていました。

クラシック音楽の場合、和音を構成している個々の音にはさまざまな意味があり、「和声」の知識により楽曲を読み取れる部分もあるので、指揮者にとっても重要な知識となります。

ジャズやロック、ポップスに関しては、旋律(メロディー)に対して決められたコード(和音)が鳴っていれば音楽が成立しますが、クラシック音楽の場合、旋律の下で鳴っている和音は、和音から和音へ進行する際にもさまざまな複雑な禁則があります。

なぜこのような複雑で面倒な禁則があるのでしょうか?
これに関しては調べたことがないので憶測ですが、恐らく、響きを重視する上で出来上がった約束事なのだと思います。

現代でも映画音楽やゲーム音楽、そしてCM音楽はクラシック音楽の時代で言うとロマン派時代的な音楽が多く、やはりそれらを作曲する際にもこの「和声」は重要な知識となります。

以前にあるレコーディング現場で、作曲の専門教育を受けたことのない方が作曲したロマン派時代調の弦楽四重奏の曲目を録音していたのですが、聴いていてなぜかとても違和感のある部分がありました。
よくよく譜面を見てみると、やってはならない和音進行があったのです。
導音が主音に進行していなかったのです。

ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シという音階を構成している音の中で「シ」は導音(どうおん)と呼ばれています。
漢字のとおり、主音の「ド」に導く音ですので、和声上、「シ」は「ド」に進行しなければならないのです。

たったこれだけのことだったのですが、クラシック音楽調の楽曲の場合、これだけでもかなり違和感のある響きとなってしまうのです。

そういった訳で、西田さんも加わってくださったことですし、今後は音楽制作のお仕事にも関わって参りたいと思っております。

師弟関係だった西田さんとたくさんお仕事がしたので、たくさんのご依頼をお待ちしています!

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