フィガロの結婚初演の日

白井です。

1786年の今日は、モーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」が初演された日だそうです。

初演当時、モーツァルトは30歳。

30歳で後世にも残り、モーツァルト自身の代表作のひとつともなるオペラを作曲していたことになります。

凡人の私の30歳の頃を考えると、やはり天才だったんだなと思わされます。

フィガロの結婚というオペラは、クラシック音楽を知らない方でも、一度は耳にしたことがあるメロディーがいくつかあるのではないかと思います。

例えば、このオペラで最初に演奏される「序曲」はとても有名です。

そして、伯爵に仕える少年「ケルビーノ」が歌う「Voi che sapete」という曲。

ケルビーノは役の設定では少年ですが、女性の低い音域のメゾ・ソプラノがその役を演じます。

そしてそして、フィガロの結婚の中でも代表的な歌「Non più andrai farfallone amoroso」という曲。

この「Non più andrai farfallone amoroso」の日本語でのタイトルは「もう飛ぶまいぞこの蝶々」と昔から訳されていて、このタイトルでも有名かと思います。

この「もう飛ぶまいぞこの蝶々」はモーツァルト自身が相当気に入っていたのかは分かりませんが、翌年の1787年に作曲された私も大好きなオペラ「ドン・ジョヴァンニ」の中でも「もう飛ぶまいぞこの蝶々」のメロディが出てきます。

ドン・ジョヴァンニという女たらしは騎士長の娘を夜這いし、それが騎士長に見つかり、その場で決闘となり騎士長を殺してしまいます。
そしてお話の最後の方では、ドン・ジョヴァンニは騎士長の亡霊を強気にも宴席に招待します。
その宴席を盛り上げるための楽隊が演奏している曲の中に、この「もう飛ぶまいぞこの蝶々」が出てきます。
ドン・ジョヴァンニの子分のようなレポレッロが、この「もう飛ぶまいぞこの蝶々」が流れた瞬間「この曲はあまりにも有名だ」というセリフを歌うのがまた笑えるところです。

その他にももしかしたら有名曲があるのかもしれませんが、私が今思いつく「フィガロの結婚」での誰もが耳にしたことがあるであろう有名曲は、以上の3曲です。
いかがでしたでしょうか?

ちなみにモーツァルトは35歳で亡くなっていますので、この5年後に亡くなったことになります。
やっぱり天才と美人は薄命なんですね。

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