オペラの魅力(自論)

白井です。
3日連続で群馬県南牧村ネタを書いてしまいまして、今日も南牧村ネタとも思ったんですが、それは小出しにしていこうと思い、今日は南牧村からはちょっと離れます。

今日はオペラの魅力(自論)について書こうかと思います。
私は、大学に入学したての頃はオペラには全く興味がありませんでした。興味がないと言うより、観てもいないくせにつまらないものだと思い込んでいました。
以前も書いたかもしれませんが、昨日の南牧村ネタでもお話しした副科実技の声楽の先生がバリバリ現役のオペラ歌手で、その先生からなぜか伴奏を気に入られ、『君、今度僕が出るオペラのレポレッロという役の部分を練習してきなさい。』と突然言われ、モーツァルト作曲のドン・ジョヴァンニというオペラのヴォーカルスコアを渡されました。ヴォーカルスコアとは、オーケストラの部分がピアノで書かれた楽譜のことです。
その時正直私は『めんどくせー』と思いましたが、活躍中のオペラ歌手の先生から言われたので、学校でドン・ジョヴァンニのビデオを借り自宅で観てみたところ、『オペラって面白い!』とその瞬間からすっかりオペラ好きになりました。

その後、オペラ嫌い(完全に食わず嫌いでした)だった私がオペラ好きとなり、オペラの何が魅力かを分析すると、一番はやっぱり人間離れした歌手の声です。
楽器もそうかと思いますが、オペラ歌手はスポーツ選手とよく似ていると思います。
元々生まれ持った声帯や全身の筋肉を日々の訓練で鍛え上げ、数千人収容できる劇場で、多い時には100人ほどのオーケストラの演奏の中でマイクを使わずに歌い、客席にその歌声を届けます。私には絶対にできないことです。
スポーツ観戦の楽しみのひとつとしても、自分には不可能な人間離れした能力を観ることだと思います。私はサッカーが好きなので、ロナウジーニョやジダンのプレイは今でも時間を忘れて見惚れてしまいます。オペラ歌手の魅力も、そんなところにあるように思います。

そう言う訳で、一流のオペラ歌手の凄さがよく分かるYouTube動画がありますので、それをご案内します。
大好きなニコラ・マルティヌッチというテノール歌手がレッスンをしている動画です。恐らくレッスンを見学中の生徒さんが撮影した動画かと思います。
教わっている側のテノール歌手も、普通に劇場で歌っていたもおかしくないレベルだと思いますが、一流との差が誰にでもすぐに分かる動画です。

こんな声を生で聴いちゃうと、とても痺れます。自論として、こんな声を生で聴くのが私のオペラの楽しみのひとつです。

ちなみに私はこもマルティヌッチの大ファンで、来日の際には公演後に出待ちして握手してもらいました!!笑

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