黒瀧山不動寺(南牧村)

白井です。
またまた緊急事態宣言発令のようですが、下を向かずに前向きなことを書いて行こうと思います。

今日は大好きな場所である群馬県南牧村について。

以前も書きましたが、2040年までに消滅する可能性のある自治体全国1位となった村ではありますが、様々な可能性のある村だと思っています。
この村で観光と音楽とをマッチングさせた村興しを考えています。

今日は黒瀧山不動寺(くろたきさんふどうじ)という禅寺をご紹介いたします。

黒瀧山不動寺は黄檗宗(おうばくしゅう)という宗派の禅寺で、徳川綱吉公所縁のお寺です。

お寺に行くには、車でかなりの急坂を登っていきます。
お寺に到着して車を降りると、どの車で行ってもゴムの焼けたような匂いがします。それだけ車に負担をかけて急坂を登ってきたということになります。

山門には本当に魚を象った大きな木魚がぶら下がっていて、「来ましたよ」と合図するために、これまた大きな丸太でその魚型の木魚の横腹部分をコンコンと叩きます。
その木魚は江戸時代からあるのかは分かりませんが、相当古くからあるのが分かるくらい、魚型の木魚の横腹は長年叩かれて凹んでいます。

山門を通ると本堂があり、本堂の裏手には南牧村三大名瀑のひとつである「龍神の滝」があります。
決して迫力のある滝ではありませんが、滝の下はには不動明王像があり、滝行をする場所となっていて、村人によると、午前中のタイミングの良い時間帯に行くと、不動明王像の上に虹がかかっているのを見ることができるのだそうです。

そして、過去のNHK大河ドラマ「義経」で、義経が修行しているシーンでの撮影で使われた場所には宝物殿のようなものがあり、その中には綱吉公の幼くして亡くしたご子息の位牌が安置されています。

黒瀧山不動寺は、他ではなかなか見ることのできない神秘的な山寺です。

崖の突端にある鐘つき堂の屋根裏には、よくモモンガが来るんだと、御住職から何度もお話を聞きました。
とてもお話好きな御住職で、ご存命の頃はとても親しくさせていただきました。

御住職がご存命の頃には、黒瀧山不動寺で音楽を絡めたイベントをたくさんやりましょうというお話になっていましたが、今後はそれが可能かは分かりません。

夜空が美しい場所でもありますので、和楽器の古典の曲などはよく合います。
御住職が亡くなってしまったことについては、本当に残念に思っています。

最後に、崖の突端にある鐘つき堂で撮影した尺八の演奏動画を貼り付けます。
演奏は、都山流大師範の安島瑶山(あじまようざん)さんです。
曲目は、都山流本曲「慷月調(こうげつちょう)」の抜粋です。
また平和に黒瀧山不動寺に行けることを願って…。

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