ピアノのペダルの役割

白井です。
車で外出しまして、突然嵐のような雨風になったりピタッと止んだり小雨になったりで、ワイパー操作が忙しい天候の一日でした。

本日はちょっと面白い場所に指揮者の中島章博さんとピアニストの藤原新治さんと行って参りました。
残念ながら内容は言えませんが。

皆さんとのピアノに関する会話の中で、このネタは今日のブログい使えると思ったネタがありましたので、今日はそれを書きます。

グランドピアノのペダルについてのお話しです。
アップライトピアノはグランドピアノと機構が異なりますので、これからのお話は当てはまらない部分もあります。

現在のほとんどのグランドピアノには、3本のペダルがついています。

私が小さい頃には、グランドピアノのペダルは2本がほとんどだったように記憶しています。

それぞれどのような役割なのでしょうか?

まず一番右のペダルは「ダンパーペダル」という名前で、このペダルを踏むとピアノの弦の響きを止めるためのダンパーというものが弦から離れ、音が伸びるようになります。

次に、一番左のペダルは「ソフトペダル」という名前で、このペダルを踏むと、弦を叩いて音を出すためのハンマーというものが右に少しずれ、通常より1本少ない本数の弦を叩くことにより、音を少し小さくします。

ピアノの音が出るまでの動きを間単に説明すると
鍵盤を押す→鍵盤と連動してハンマーが持ち上がる→持ち上がったハンマーが弦を叩く→叩いた瞬間にハンマーは自分の重みで元の位置に降りてくる
という仕組みになっています。

ピアノは低音の方を除くと、通常はハンマーが3本の弦を叩いて1つの音を出しています。
3本の弦を叩くより、2本の弦を叩く方が当然音が小さくなるというのが、ソフトペダルの仕組みです。

ちなみに、このソフトペダルは音を小さくするためだけに使用されるものではなく、音色を変えたい場合にも使用したりします。

右のダンパーペダルと左のソフトペダルは、ピアニストが頻繁に使用するペダルです。

では真ん中のペダルですが、これは「ソステヌートペダル」という名前で、鍵盤を押した直後にこのペダルを踏むと、鍵盤を押した音だけを伸ばすことのできるペダルです。

ペダルの使用はピアニストによって異なりますが、私はこのソステヌートペダルを使うことはほとんどありません。
恐らく、プロのピアニストさんたちもあまり使わないペダルではないでしょうか?

そして、最近注目されている「ファツィオリ」というイタリア製のピアノには、なんとペダルが4本ついています。

この4本目のペダルは何に使うの?とピアニストの藤原さんに聞いたところ、このペダルを踏むとハンマーが弦に近づき、それにより軽く鍵盤を弾くだけでしっかりとした音が出るようになり、速弾きが可能になるんだそうです。

ピアノも少しずつ進化しているんですね。

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